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今年度は新会館開館7年目を経過する当財団の管理・運営、財政全般にわたってより安定した軌道に乗せることを追求し、それぞれ一定の前進をとげることができました。 財団運営に当たっては「会館の運営を通じて勤労者の平和と労働運動、労働者の権利と地位向上のために寄与」するという財団設立の公益目的・事業を着実に遂行するよう努力しました。そのうえで、懸案であった専従役員(常務理事)の交替と副理事長の選任を行い、体制の強化と運営の改善、設備等の拡充を図ることができました。
1 財団運営について
① 財団運営の要である理事会の四半期ごとの定期開催につとめ管理、運営、業務、財政の執行状況の掌握、改善を行なってきました。
重要事項については、評議員会に諮問、3回の評議員会を開き、その意見を聴取して運営に反映させてきました。
② また、「平和と労働センター・全労連会館」と「滝野川資料センター」が勤労者の地位と生活向上、憲法擁護と平和の実現のために果たしている役割と存在意義を鮮明にしつつ、広く勤労者に開かれた施設として来館利用者の立場に立つ運営を追求してきました。会館利用者は年々増大し、館内勤務員とともにホール・会議室・ミーティングルーム・ロビーなどの年間利用者は約10万人となっています。
2 公益事業活動について
①「会館施設提供事業」
当会館の施設を利用している各団体は、労働者の生活と権利をまもる労働組合のナショナルセンター=全労連をはじめ、労働者の権利を守るための教育・出版等の活動をしている労働者教育協会・勤労者通信大学・学習の友、働くものの権利を守り、不当な弾圧を受けた人たちを守る活動をしている国民救援会、治安維持法国賠同盟、働く者のいのちと健康を守る全国センター、働く者の医療機関=全日本民医連、反核・平和活動、被爆者支援をしている日本原水協、美術活動を通して働く者の文化・芸術活動を進めている日本美術会など、文字通り「寄付行為」の目的に沿った公益的活動を行っています。
財団は、目的・事業趣旨に合致する諸団体の活動の発展に寄与するため、財団所有の会館施設を提供すると同時に、快適な施設環境にして、各団体の活動支援をひきつづき進めてきました。
この間、公務労組連絡会の発展的改組、「全労連公務部会」の発足に伴い、公務労組連との賃貸契約を「内容は実質変更することなく」全労連との賃貸契約に変更しています。
②「会館施設貸与事業」
財団の所有するホール・会議室・ミーティングルーム・ロビー等は広く内外の勤労者に開放され、その使用頻度はさらに高まりつつあります。とくに今年度は「憲法9条」を守る諸団体・サークルなどの利用者が増大しており、当会館が広範な勤労者が強く希求する憲法擁護の活動に広く利用されていることを示しています。
③「会館器材の貸与事業」
財団所有の大型プリンター・カラーコピー機(以上有料)、高性能アンプ・プロジェクター・パワーポイント(使用料無料)などの使用頻度が高まってきています。特に看板作成等の印刷事業は、毎日順番を争うような状況にあり、前年比2割以上の増加となっています。このことが会館施設の使用価値を高めており、使い勝手のいい会館としての位置を益々高めてきています。
④「勤労者教育事業」
今年度は学習・教育教材の普及事業がさらに前進しました。1階ロビーでの書籍販売の教育事業も前年比5割以上増えており、「多喜二フェアー」等も好評で、会館としての重要な事業に発展しつつあります。
⑤「調査・研究事業」
勤労者の調査・研究活動の拠点として滝野川資料センターの整備・拡充を図ると同時に、体制も09年1月から非専従2名とすることができました。
昨年「産別会議記念・労働図書資料室」の整備を一年間かけて行ない、併せて日本福祉大学付属図書館と提携した「堀江文庫」(経済学者・故堀江正規氏蔵書・資料1万点の内5千冊)の移設・公開を行いましたが、これを機に労働図書・資料の拡充を図り総計1万5千冊に達する収蔵を保持するようになりました。また、法政大学大原社研との連携を強め、さらに統一労組懇関係、レッドパージ関係、労働組合年史など特徴のある資料収集を進めつつあります。
また、「産別会議記念・労働図書資料室」のコーナーを含め財団のホームページの抜本的リニューアルをはかり、アクセス数も急増しています。
⑥「会館建設寄附金事業」
ひきつづき寄附金募集事業を進め、今年度目標の2倍以上の寄付を集めることができ、09年度での目標完遂まであと一歩のところまで来ています。
3 会館管理事業について
①「会館の管理運営」
財団の所有する「平和と労働センター・全労連会館」および新規事業である「滝野川資料センター」の管理を進めるための体制強化を図り、10月常務理事の変更(藤田→池田)、副理事長の選任(藤田)、全労連会館の専従者4名と滝野川資料センターの非常勤2名体制をつくってきました。
また、会館入居各団体選出の運営委員による「会館運営委員会」を2ヶ月に1度開催し、日常生活上の諸問題や設備改善、会館維持・運営・管理に反映する努力を進めました。
さらには適時、三役会議を開き、運営の改善と集団指導体制をつくり、理事会・評議員会、運営委員会等の確認事項の徹底やスムーズな会館運営を図るため、「会館通信」を会館全勤務員に配布してきました。
会館勤務員との事務局会議を2週間に1度定期に開催し、会館管理運営の改善と勤務員の労働条件・福利厚生等の充実を図ってきました。また、「36協定」を締結しました。
②「施設・設備の改善、更新」
ロビーの「労金ATM」を新しい機器に交換しました。また、セキュリティカードの読み取り不良が何件かあり、全てのカードを交換しました。
2階ホールのエアコンが故障し、1基は部品の交換で修理しましたが、1基は交換しないとダメということが分かり、冷房時期までに予算も見て修理していきたいと考えています。
また、トイレの配管部品の損傷による水漏れが発生し、全館の部品交換を行い、併せてトイレの窓ハンドルの損傷を修理しました。
2階ホールのプロジェクター修理と合わせ、ロビーと2階ホールの無線ラン工事を行いました。また、全日本民医連のご協力により「AED(自動対外式除細動器)」をロビーに設置しました。
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