2009年度(第44期)事業報告
(第44期 2009年4月1日~2010年3月31日)
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 今年度(09年度=第44期)は、新会館建設8年目を経過する当財団の管理・運営、財政全般にわたってより安定した軌道に乗せることを追求し、それぞれ一定の前進をとげることができました。 財団運営に当たっては「会館の運営を通じて勤労者の平和と労働運動、労働者の権利と地位向上のために寄与」するという財団設立の公益目的・事業を着実に遂行するよう努力しました。 その上で「第44期事業計画」に基づきその主要な柱を「公益事業」(会館施設提供事業)(会館施設・器材貸与事業)(教育学習・調査研究事業)に置くと同時に、建設から8年を経過した施設の保守・修理と、公益法人認定制度の検討と長年務めた職員の退職に伴う新規職員の採用など「会館の管理・運営」と「体制強化」についても、集中的に課題を進めてきました。

1 財団運営について
① 財団運営の要である理事会の四半期ごとの定期開催につとめ管理、運営、業務、財政の執行状況の掌握、改善を行なってきました。また重要事項については、評議員会に諮問、3回の評議員会を開き、その意見を聴取して運営に反映させてきました。
② 月2回の事務局会議、必要に応じ3役会議を6回行い、2ヶ月に1度の運営委員会、同じく公益法人認定検討委員会を各6回行い、今年度から設置した顧問会議も1度行いました。さらには「会館通信」を9号まで発行して、民主的運営と方針や連絡事項の徹底を図ってきました。

2 公益事業活動について
①「会館施設提供事業」
 当会館の施設を利用している各団体は、労働者の生活と権利をまもる労働組合のナショナルセンター=全労連をはじめ、労働者の権利を守るための教育・出版等の活動をしている労働者教育協会・勤労者通信大学・学習の友、働くものの権利を守り、不当な弾圧を受けた人たちを守る活動をしている国民救援会、治安維持法国賠同盟、働く者のいのちと健康を守る全国センター、働く者の医療機関=全日本民医連、反核・平和活動、被爆者支援をしている日本原水協、美術活動を通して働く者の文化・芸術活動を進めている日本美術会など、文字通り「寄付行為」の目的に沿った公益的活動を行っています。
 財団は、目的・事業趣旨に合致する諸団体の活動の発展に寄与するため、財団所有の会館施設を提供すると同時に、快適な施設環境にして、各団体の活動支援をひきつづき進めてきました。
②「会館施設貸与事業」
 財団の所有するホール・会議室・ミーティングルーム・ロビー等は広く内外の勤労者に開放され、使用されました。
 ホール・会議室等の利用状況は、09年4月日本医労連が新会館を建設したことやキャンセル増なども影響し、10年1月以降ホールの利用は4~5割を確保しましたが、全体では3割前後で、「会議室収入」は予算を下回りました。
 7月から屋内車庫と地下倉庫を倉庫として貸出し、各団体の利用により「貸車庫収入」は予算をオーバーしました。
③「会館器材の貸与事業」
 財団所有の大型プリンター・カラーコピー機(以上有料)、高性能アンプ・プロジェクター・パワーポイント(使用料無料)などの使用も広く活用されています。 しかし、印刷事業収入は、予算より少なくなりました。
 今期、ホールの看板設置機器の修理や録音機器の購入、プロジェクターの修理等を行いましたが、周辺設備の充実と使用料の無料が会館施設の使用価値を高めており、使い勝手のいい会館としての位置を益々高めています。
④「勤労者教育事業」
 学習・教育教材の普及事業として、ロビー等での書籍販売の教育事業を行いましたが、冊数と売上額が合わないなどがあり、2,000円以下の本に限定したこともあり、前年度より少ない売り上げとなり、予算には到達しませんでした。
⑤「調査・研究事業」
 勤労者の調査・研究活動の拠点として滝野川資料センターの整備・拡充を図ると同時に、体制も非専従2名とすることができました。
 「産別会議記念・労働図書資料室」の整備を行ない、パソコン・印刷機・コピー等も完備し、寄贈書も増えてきています。併せて蔵書と資料の整理、「調査依頼」や原稿依頼、ニュースの発行など「労働図書資料室」として発展してきています。 労働図書・資料の拡充を図り総計2万冊近い収蔵を保持するようになりました。また、法政大学大原社研との連携を強め、さらに統一労組懇関係、レッドパージ関係、労働組合年史など特徴のある資料収集を進めつつあります。
 また、「産別会議記念・労働図書資料室」のコーナーを含め財団のホームページのリニューアルをはかり、アクセス数も増えています。
⑥「会館建設寄附金事業」
 ひきつづき寄附金募集事業を進め、今年度全労連の目標額が全て納入され、会館建設寄付金の目標額が完納されました。

 契約関係
① この間、全日本民医連の「厚生事業協同組合」が法人格取得に伴い、独自の契約締結の申し出があり、09年5月31日これまでの全日本民医連との賃料・預かり保証金を変更することなく、分割して契約を締結しました。
② 2007年10月に国公労連から借入していた「8000万円」を金銭貸借契約書に基づき、利子を含め10月に返済しました。
③「長期借入金の返済計画」(2009年3月19日・第4回理事会確認)に基づき、国公労連より「4000万円」を2年契約で借入する「金銭借入金契約」を10月に結びました。
④ 全労連より10年4月で「6階のテナント部分の契約を解消したい」との申し入れがあり、「理事構成団体会議」を行い、「全日本民医連厚生事業協同組合」が10年5月15日から入居しました。

 会館設備保全関係
①「2Fホールの空調設備の修理」(7/31)と「全館のエアコンの清掃、フィルター交換」を行い、今後は日常的なフィルター清掃、点検を行っていきます。
②「排水管の全館高圧洗浄」を行い(9/2)今後は、薬剤による年2回の洗浄を行っていきます。
③「地下揚水ポンプチャッキ弁の修理」を行いました(11/18)
④「2階ホールの空調設備の修理」を行い(11/26)、今後「メンテナンス契約」を結ぶ予定です。
⑤「ゴミ置き場の雨漏り」と「ポンプ室の水漏れ」の修理を行いました(11/28)
⑥「2階カセットデッキ」が故障したため、新規装置を購入しました。(12/15)
⑦「中規模修理」の規模、見積もり相談を関係する業者と行っています。
⑧「2階看板吊り下げ滑車」が故障し、部品取り換え修理を行いました。(1/18)
⑨「3・5・6階共有部分のエアコン」の修理を行いました。(2/2)
⑩「3階会議室の内部からの解錠」が行えるよう修理を行いました。(2/16)

 会館管理関係
①「キャンセル料の徴収」については、「第3回理事会」で確認し、「会館通信」で館内の団体、勤務者に徹底すると共に、会館外の利用団体にも周知する文書を出し、開館のホームページにも出し、新年度(4月)から実施しています。
②「馬橋幸子さんの定年退職(2月15日)」に伴い、4月からの「新規職員募集」を行いましたが、約50名の応募がありました。 3月に入り馬橋博明さん(昨年10月31日定年退職、11月より嘱託職員として再雇用)より退職願いが出され、三役会議で検討し、女性1名、男性1名の新規職員を4月から採用しました。

 

 

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